家族の構築

家族会では「家族の構築」を教わりました。


家族の誰かが薬物に限らず問題を起こすと、気持ちや暮らしがバラバラになってしまうことが多々ありますね。


特に薬物問題では本人だけの問題ではなく、家族にも問題があります。
本人の薬物問題がどうにもならなくなって一緒に暮らしたり連絡を取ったりすることが苦しくなってきます。


そしてそれぞれがどうにもならなくなった時に「つきはなし」を選択をしなければならない時期がきます。


先日ある家族が数年間お互いに連絡も最小限で、ほとんど会わない時期があったのに、本人の結婚により急接近することになりました。
同時にお腹の中に新しい命が存在することがわかったので「お腹をナデナデ」してしまったと嬉しそうにおっしゃっていました。


今まで共依存が強いので、出来るだけ距離をあけていたのに・・・
こんなに接近してしまっていいのかな?
また薬物の問題がおきたらどうしよう?
ちょっと近づきすぎると怖いような?


そんな心配もあったお母様ですが、その後は出産に向けてお母様としても準備をされていることと思います。


たしかに「つきはなし」をすることによって薬物問題から回復の軌道にのることもあるし、親は親で自分たちの本来の生活を少々取り戻して親自身の問題と向き合うことも出来ます。


生涯「つきはなし」て会わないご家族もいるでしょう。
でも、それは家族の状況や考え方や方向性によって色々なケースがあってもいいと考えます。


人生は予期せぬことが起きるものです。
急展開で家族が接近して問題が少しずつ解決し、互いに良い方向に向かっていく。。。
その時点ではバタバタと急に話が進んでしまって。。。


などなど冷静に思えないかもしれませんが、あとで落ち着いて考えてみると「時期」だったのかな~と思えます。
私の場合は冷静さに欠けているので、数年後にやっと気が付いた~なんてことがあります。


そこから互いに家族の構築を意識して思いやれる気持ちで暮らすことが出来れば嬉しいですね。


人生は山あり谷ありです。

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