ビリーブフォーラムでの出来事

先日はフォーラムの様子をざっくり書かせて頂きましたが、今日は余談話を少々。


午後1時からの開演でしたが、家族会メンバーで出られる人は9時から会場の支度をしていました。
どこの家族会やダルクのフォーラムでも同じでしょうが、会場の設置やチラシの用意、受付の準備、リハーサルと手間がかかります。
出来る人が出来る範囲で準備を進めるのが恒例です。


やっと準備もひと段落して11時過ぎからゲストスピーカーの方や岩井氏も到着され、早めにお昼ご飯を食べました。


30名位の椅子とテーブルを用意し、和気藹藹とそれぞれ持参したお弁当を食べました。
岩井さんが中央で皆の顔を見ながら団欒。


何と言いますか、何十年も岩井さんを見ていますが、劣化しない?年をとらない?
相変わらずの大きな声とはっきり&きっちり言われる言葉の端々に岩井節を感じます。
慣れない方は威圧感もあるかもしれませんが、何度か叱られるうちに慣れてくるでしょう。


食事をしならがなんとなく小さいグループが出来て、今困っていることや現状を話しだします。
それぞれが自分の悩みを話し、それに対して自分の経験や考え方や助言をしてみたり。


誰かに聞いて欲しい!
誰かに助けてもらいたい!
誰かに解決方法を教えてもらいたい!


答えなんかないけれど、誰かに聞いてもらったり助言をしてもらうことは大事だと思います。
職場の人や友人、親戚、親兄妹には話すことが出来なくても、家族会は同じ悩みを抱えている方が大勢いるので、安心できる場だと思います。


特に新しいメンバーは当に戦場にいるようなもので、近々出所してくるとか、退院して来るとか。。。


切羽つまっていますね。


我が家においても経験はあります。


本人が自宅に帰ってきたらどうするの?
暴れたらどうするの?
お金を渡してもいいの?
食事は一緒に食べるの?
洗濯掃除は親がやるの?
ダルクに入れるの?
病院には通所するの?


???マークは尽きることなくあります。


即解決する問題ではありませんので、マニュアルもありません。
その本人の状況や家族の状況で、それぞれ違いますが多くの人の意見や体験を聞いて、我が家に合った方法を実践していくのが良いかな?


そのためには家族会、自助グループ、フォーラム、その他の勉強会や学会に足を運んで欲しいです。


そして最終的には家族が勇気を出して本音で本人と向き合うことだと思います。
まだまだ本音で話が出来ない親子が多いのも現実です。


今回のフォーラムは長年家族会に遠のいてしまった方々に直接連絡したメンバーがいます。
さすがです!
甲斐も有って何人かがフォーラムに久しぶりに参加されました。
それぞれにその後の様子をお聞きしましたが、頑張って就労している人もいれば、再逮捕された人もいます。


あるご夫婦の旦那さまが私に言いました。
「お母さんの横に座って話をじっくりきいてあげて欲しい」と。
そして私は聞かせて頂きました。


再逮捕の経緯やその後の出所してからの親子関係や、母親としての苦悩などなど。
話は尽きません。
私の先行く仲間だけに私も動揺はありましたが、また頑張って家族会に参加して頂いて、一緒に分かち合えればいいな。。。と。


時間に限りがあり、ゆっくり話す時間が取れませんでしたが、長年ブランクがあっても再会するとやはり仲間は仲間ですね。
適切な言葉ではないかもしれませんが、話が弾みます。


自分自身のことを書かせて頂きますが、フォーラムに対して私は全精力を尽くしてしまう人格の為、疲れ果ててしまいました。
翌日は寝込んでしまい精神状態もパニックを起こして家族に迷惑をかける始末です。


まだまだ自分の抱えている病気が進行しつつ、自分と向き合って見つめることが出来ない自分を責めながらも生きていく生きづらさをあらためて実感しています。

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