身体の異変


息子




家族の誰かが薬物を使用していると、自分の身体に異変が起こります。





このあたりが異常に敏感になり、常に薬物を使用している本人のことが気になる。
自分は明日の朝も仕事があるのに、本人の行動に振り回されて完全に静かになって寝たことを確認できるまで自分は眠れない。


寝たことを確認したのに、少しの物音が気になって夜中に何度も目が覚める。


確認するのが怖い時は、本人の部屋のドアを開けられず、ドアの前で一晩座り込む。


ドアのわずかな隙間から変な臭いがしないか?


なかなか怖くて本人の顔を正面からまともに直視できないけれど、目が真っ赤に充血しているのを見てしまった。


自分には持病がないにもかかわらず、胸が締め付けられるように痛かったり、息苦しかったり。


汗疹かと思ったら帯状疱疹だったり。


常に本人のことが頭から離れず、自分が本人に支配されていることにも気が付かない。


誰にも相談できない。


薬物問題を抱える家族は、何度も経験することです。
そんな苦しい気持ちを誰かに話すなんて自分のプライドや親としての責任で絶対に無理と頑なに思うでしょう。


でもそれは、本人の人生の進行をストップさせ、回復を妨げてしまうことになります。


残念ながら薬物問題に関しては、世間一般の常識を当てはめては通用しないことが多々あります。


家族会に参加すると、自分の苦しみと同じ人がいます。
参加したからといって本人の薬物問題がその日から劇的に解決することはありません。


でもあなた自身の気持ちが少しずつ楽になっていくことはあります。
私もそうでしたから。

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