嬉しいご報告

あるご家族のお話をちょっとだけ・・・


刑務所を出所し、某中間施設に身を寄せることとなりました。
許可が出たので実家に荷物を取りに来ましたが、ご両親は想定はしていたもののドキッとしたことでしょう。


しかし、ビリーブ家族会に繋がり1年 2年 3年と時が経ち、それと共に少しずつ学んできたことが役にたったようです。


突然本人が来ても一喜一憂せず、冷静に会話して最小限の関りだけを持つ事。
けして過度なご馳走を作って歓迎ムードにしない事。


伝えたことは「これからは自分で生きて欲しい」。


言うは簡単ですが、これらの事を実行するのは共依存の強い私たち家族は心を鬼にして今までの感情を正反対に表現する必要がありますね。


家族だから
息子だから
娘だから


そう思って何年も何十年も繰り返し本人と関わってきました。
その結果、裏切られ続けたと思ってきました。
まだまだ愛情が足りないと思ってきました。


家族は頑張り続けましたが本人の病気は良くなりませんでした。


家族があの手やこの手を使って本人の病気を治そうとするのは悪い事ではありませんが、あるタイミングで本人の問題と捉えて今までの行動を変えていくことも大切だと思います。


それがどんなに大変で辛い事かは、同じことを経験した家族は知っています。
そして実行出来た家族が次に進むことも知っています。


何度も繰り返し来る山を乗り越える度に、仲間に相談して励まされ後押しされます。


本人と家族の回復には時間がかかります。
何故こんなに厳しいとこを我が子に伝えなければならないのか?
温かく迎え入れて愛情を注ぐのが正しい親ではないのだろうか?


理不尽なこともありますが、互いの回復には頑張って乗り越えなければならない時もあります。


このご家族、今回の山を凛として乗り越えました。
まだまだ本人にも家族にも問題が発生すると思いますが、ちょっと一息ついてもいいのではないでしょうか。


良かったですね!

×

非ログインユーザーとして返信する