お父さんの参加を熱望します

世間一般論ですが、子育ては夫婦共に関わるべし!


シングルの場合は無理ですが、父母揃っているのなら当然子育ては夫婦の共同作業ですね。


世の父親は家計を大きく賄っているのは男性なので、子育てをしている時間はないぞ~
と、おっしゃる世代は家族会では半数以上なのが実態です。


たしかに朝の8時頃から出社して残業は当たり前の時代では帰宅は夜の8時頃。
今でこそ土日休みが通常になりましたが、何十年も前は日曜日だけが休みという時代でした。
週に一度の休みも、リフレッシュと言い訳を作って朝から父親だけが出かけてしまったり、リビングで大きな身体を伸ばしてゴロゴロ一日中過ごして気が付けば夕方。


「どっか連れて行ってよ~」と我が子が嘆願しても、
「お父さんは疲れているから寝かせろ~」
「休みの日ぐらいお父さんの自由時間だぞ~」
ともっともだと言わんばかりに言い放ってしまうお父さん。


そして諦めからお母さんも子供たちも父親に対して期待をしなくなります。
そしてそして、それがまかり通ってしまったので、我が家はこれがパターンだと勘違いしてしまう父親。


仕事が終わって帰宅する時刻は、すでに子供たちの夕飯が終わりお風呂も入って布団でスヤスヤ眠りにつく頃です。


このルーティンでどうやって子育てをする時間があるのか?
と自信満々で言い張る父親が沢山いらっしゃいますが、子育ては子供たちと触れ合う時間が短いとか長いだけの問題ではないのではないでしょうか?


母親だってパートに出たり、ずっとフルで正社員で働いてきた人もいます。
専業主婦でも親との同居で働く時間が取れなかったケースもあります。
完全な専業主婦の割合は少ないのが現状でした。


大事なことは、日常的な子供の世話は時間的な問題で母親が主になってやりますが、子どもが成人するまでは20年もかかり、節目節目で色々なことがあり思春期に限らず予期せぬ問題が発生します。
その時に父親としてどうかかわるかが大事なことだったと思います。
子供にとって父親と母親 双方の意見はのちに重要だったと思うものです。


「子育てはお母さんに任せる」
「子供の事はお前の仕事だ」
「俺は忙しい」
「俺はそんな時間がない」


きっとこの様な会話がどの家庭にもあったと思います。
母親は子供の問題が発生するたびに父親に相談しても、一緒に考えたり行動してもらえないと悟ると諦めて自分だけで問題を解決しようとしてしまいます。
この繰り返しで子どもも父親には期待しなくなっていくでしょう。


気が付けば父親は子供の学校での様子や友達関係、悩んでいる事など全く知らない・・・


それでも素行が悪くなって学校や警察から叱られると、やっと父親も自分の立場があるので渋々登場する・・・なんてケースもありますね。
まだこの段階で登場してくれる父親は良い?ケースですが、問題が大きくなっても母親に


「お前の躾が悪い!」
「お前が解決しろ!」
「俺は忙しい!」
「お前は気が付かなかったのか?」


身に覚えのある父親は多いと思います。
母親側から言わせて頂くと、この言葉はそっくりお返ししたい気持ちですね。


私は母親の立場なので父親を責めるような文章を書いていますが、これはある日の家族会で話題になったことです。


家族会の参加率は圧倒的に母親が多いです。
父親は・・・というと、一度も参加されない方が一番多いですね。
それでも渋々母親と最初の数回は参加した・・・と、ちょっと威張る父親もいらっしゃいます。


おそらく言い分としては
「もう数回参加したから大体のことはわかった」
「叱られているようで分が悪い」
「女性が多いいから居心地が悪い」
「忙しい 用事がある」
「お茶飲み会みたいで参加するのは無意味だ」


参加したことがなかったり、数回の参加では家族会の意味や重要さの理解は無理です。
皆さんに話を聞いてもらったり、皆さんの話を聞いて参考にしたり気づきがあったり。
毎回 様々なことを学べる場です。
なのに参加されないのは残念なことです。


結局は「後の事は母親に任せる」と父親としての責任を自分の都合のいいように解釈して責任逃れですね。
これでは昔も今も変わらないのではないでしょうか?


薬物依存症は病気です。
そして家族も病気です。


本人だけが自分の薬物依存症を認めて回復しようとしても、家族が学びの場に参加しなければ本人の回復は困難な道になります。


親が薬物を使ったわけではないぞ~
本人だけの問題だろう~
自分の時間をどう使おうと関係ないだろう~


色々と言い分はあるでしょうが、月に一日か二日くらいは薬物依存症者の問題に向き合って皆さんと学ぶ時間を作ることも本気で考えてもらえませんか?
今からでも夫婦で子育ての続きをしませんか?


普段仲が良い夫婦も、仲が悪い夫婦であっても家族会に一緒に参加することを強く提案します。
隣通しで座るのが嫌なら、離れて座っても大丈夫です。
なんならお互いに違う交通手段で会場に来られても構いません。
たまに会場で夫婦喧嘩される場合がありますが、私たち仲間はそれも受け止めます。


常に夫婦で参加している方々は、一緒に参加することを当たり前のことだと思っていますので。


父親 母親 
今更どっちが良いとか悪かったとか言い合っても本人の回復には無駄な言い争いです。
せめて家族会に共に参加する時は、同等な立場で我が子の事と向き合う必要な時間だと思います。


いつまでも父親も母親も元気ではありません。
お互いに責任を半分ずつ背負ってこの先の人生を生きてみてはどうでしょうか?


今回は父親から反感をかうような文章をあえて書かせてもらいましたが、これは私個人の考えだけではなくて、あくまでもある日の家族会での内容です。


アシカラズ

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