ゴールデンウイーク

平成から令和へ。


5月1日は職場の仲間と令和お食事会を我が家で開きました。
皆でテレビを見て食事をしながら、生まれた昭和を語り、新天皇と年齢が近いので色々話は盛り上がりました。


薬物依存症者にとってはゴールデンウイークは危険だということも耳にします。
「春」は精神状態が不安定になりやすく、「大型連休」は仕事も休みで時間を持て余す。
心がウキウキしてしまって。。。なんてことでしょうか?


毎年この時期はご相談や新規で家族会ご参加が増えますが、今年は特に多いです。
三島家族会に関しては、ここ一か月で五人のご家族から相談を受けました。


どのご家族もそれぞれ事情は違いますが、大切なご家族が薬物問題を抱えていることは一致しています。


皆さんのお話を伺うことにより、自分が10年前に家族会に初めて繋がった時のことを思い出し、私なりに「同じ苦しみを抱え、同じ立場です」と伝えさせて頂いています。


勿論、私は警察の人間でもなく、先生でもなく、判決を出す人間でもありません。


しかし、薬物問題のある身内を心配し心を痛めていらっしゃるお気持ちは理解できます。


私は勇気を持ってご相談頂いた方には、自分なりに寄り添う気持ちでおります。


そして是非とも家族会にご参加下さることをお勧めします。
家族会には何人かの方が参加していますので、私以外の方々の意見や体験談を耳にすることが出来ます。
それぞれ事情や地区が違いますので、自分に似ているパターンのお話や、年齢の近い人がいればご参考になると思います。


ビリーブ家族会のホームページは立ち上げ当初から何年も続けていますが、このビリーブ家族会のブログは書き始めて数週間です。
皆さんの目に留まるか不安でもありましたが、パソコンやスマホから見て頂いているようです。


書くことにに不慣れで上手に書けませんが、続けていこうと思います。

イベント参加

先月、某所でダルクの人の話を聞くイベントがありました。


早々たるメンバーで、ダルク施設長数名と、入寮者&スタッフです。


こんな素晴らしい機会はめったにないので、ビリーブ家族会11名で参加しました。


どの方のお話もひきつけられるものがあり、一日一日を生きてきた証を感じます。


ビリーブ家族会では年に数回このようなイベントに参加させて頂いています。
毎年参加しているのは、茨城ダルクフォーラム、びわこダルクフォーラム、スルガダルクフォーラム。
不定期参加は、三重ダルクフォーラム、栃木ダルクフォーラム、秋田ダルクフォーラム、川崎ダルクフォーラム、仙台ダルクフォーラム、高知ダルクフォーラム。
各家族会フォーラム。やっかれんフォーラム。


そしてNAコンベンションはここ数年参加させて頂いています。


参加するのには交通費や宿泊費等は自腹ですが、参加する価値は大いに有ります。


なによりも道中の仲間との交流を大切にしています。


家族会員も高齢化ですが、励まし合ってこれからも参加していくつもりです。
これも本人や自分の回復の大切なことだと思います。

身体の異変


息子




家族の誰かが薬物を使用していると、自分の身体に異変が起こります。





このあたりが異常に敏感になり、常に薬物を使用している本人のことが気になる。
自分は明日の朝も仕事があるのに、本人の行動に振り回されて完全に静かになって寝たことを確認できるまで自分は眠れない。


寝たことを確認したのに、少しの物音が気になって夜中に何度も目が覚める。


確認するのが怖い時は、本人の部屋のドアを開けられず、ドアの前で一晩座り込む。


ドアのわずかな隙間から変な臭いがしないか?


なかなか怖くて本人の顔を正面からまともに直視できないけれど、目が真っ赤に充血しているのを見てしまった。


自分には持病がないにもかかわらず、胸が締め付けられるように痛かったり、息苦しかったり。


汗疹かと思ったら帯状疱疹だったり。


常に本人のことが頭から離れず、自分が本人に支配されていることにも気が付かない。


誰にも相談できない。


薬物問題を抱える家族は、何度も経験することです。
そんな苦しい気持ちを誰かに話すなんて自分のプライドや親としての責任で絶対に無理と頑なに思うでしょう。


でもそれは、本人の人生の進行をストップさせ、回復を妨げてしまうことになります。


残念ながら薬物問題に関しては、世間一般の常識を当てはめては通用しないことが多々あります。


家族会に参加すると、自分の苦しみと同じ人がいます。
参加したからといって本人の薬物問題がその日から劇的に解決することはありません。


でもあなた自身の気持ちが少しずつ楽になっていくことはあります。
私もそうでしたから。

迷い

生きていれば必ず迷うことがあります。


薬物問題を抱えた私は息をするのも苦しくなり、自分が責任を感じて生きていていいのか疑問に感じ、まともに食事が出来ずいっきに老婆になりました。


あれから10年。


薬物依存症は回復する!このことを信じて家族会に参加しています。


ビリーブの意味は「信じる」です。


そして私のラインの名前も「信じる」の意味をもつ名にしました。

病院

こんばんは。


昨日のブログに書き忘れたことがあります。
相談に行った箇所で病院がありました。


勿論本人は一緒に行きませんでしたが、夫婦のみで相談しました。


「どうしたら治るのでしょうか?」
「狂ってしまったのでしょうか?」
「どうしたら本人を入院させることが出来ますか?」


必死で訪ねたわりには、何を相談したのか記憶が曖昧ですが、たぶんこんな質問をしたと思います。


静岡県内の薬物とアルコール専門の病院です。
入院患者さんはお揃い上下白い服を着ています。
グランドでは何周も何周も走っている人もいれば、一歩一歩が大変そうに歩いている人もいます。
まったく動くことが出来ず車椅子でいる人もいました。


患者さん達の姿を見て、我が子の未来に希望が持てないのが率直な感想でした。


うちの子はまだ若い!あの人たちとは違う!


と自分に言い聞かせながらも、うちの子も入院すると同じ姿?


何年も経ってわかってきたことですが、この時に私たち夫婦は本人のばら撒く病気にふりまわされて、共依存という病にかかっていました。
本人の薬物問題が発覚する前から、過干渉だったり、お節介だったり、心配ばかりしていたと思います。


一番問題だったのは親でした。