身元引受、面会について

ビリーブ家族会の薬物依存症者本人の現在の状況ですが、刑務所に入っている本人はゼロです。
ちょっと前までは数名の方が刑務所に入っていました。


何回も繰り返している人もいれば、初めての刑務所生活をしている人もいました。


家族会では手紙を送っていいのか?書き方は?なども仲間と考えます。
面会についても、毎月一回行く家族もいれば、身元引受人にもならず面会も一回も行かない家族もいます。
それぞれの家族の状況にもよりますが、この件についても皆で考えていきます。


ある家族のお父さんは、毎月必ず面会に行き、刑務所内のことや健康のことを話してきたそうです。
本人は長い刑だったので、刑務所内で色々と資格を取りました。
その後出所してその資格が役にたっています。


お父さん。。。7年間ずっと刑務所に通い続けました。


お母さんは家族会やダルクの助言で、面会はあまり行かないようにしていました。
手紙は時折書いていましたね。
家族会で本人から届いた手紙を読まれたことがあり、私は涙したのを記憶しています。
とても辛かったと思います。


身元引受人や面会については色々意見もあり、その家族のケースによっても違ってくると思います。
特に初犯の方は親の責任として、当然のように身元引受人になり、面会も時間の許す限り行こうと考える方がほとんどだと思います。
しかし、このことが今後の本人の回復にかなり悪い影響を与えることになる場合もあります。


是非家族会にご連絡頂き、家族会にご参加ください。
皆で考えていきましょう。

手紙

あるお母さん。


以前は自分の息子がまだ薬物依存症ではなく、回復施設に入寮しなくても大丈夫かな?
まだそこまでしなくても大丈夫かな?
もう二度と薬物は使わないだろうな?


きっと親として息子に振り回されて困っていても、心のどこかで「うちの子は大丈夫」という想いがあったと思います。


何年も、いえ気がつけば息子の異変や心の叫びを何十年も見ないふりや見ても目を背けてきたかも知れません。


あることがきっかけで、ふと気が付くことがあったみたいです。


そのお母さん。


最近はちょっと行動が積極的になり、辛い状況の中でも事実と向き合うようになられたように感じます。


私も嬉しいです。
向き合っているお母さんに小さなエールを手紙に書き、投函しました。

世界中のお父さん・お母さんへ

世界中のお父さん・お母さんへ         ~子どもからの手紙~



私がお願いするものを、すべて与えないでください。私はときどき、どこまでもらえるのか試そうとします。


私に向かって怒鳴らないでください。そうすると私はあなたを尊敬しないし、私に怒鳴ることを教えてしまいます。私はそうなりたくありません。


いつも私に命令しないでください。命令されるようなときにもしお願いされたら、私はもっと早く、もっと快く、それをするでしょう。


良いことであれ悪いことであれ、約束したことは守ってください。もし私にご褒美を約束したら、それを与えてください。それは罰だとしても同じです。


私を誰とも比べないでください。特にきょうだいと比べないでください。私に優越感を感じさせれば、他の誰かが苦しむでしょう。私に劣等感を感じさせれば、私が苦しみます。


私がしなければいけないことについて、考えをころころ変えないでください。決めたらそれを動かさないでください。


私の前では嘘をつかないでください。あなたのために嘘をつくことも頼まないでください。それがあなたを苦境から救うことになるとしても、私は嫌な気持ちになり、あなたの言葉に対する信頼を失ってしまいます。


私が悪いことをしたとき、それをあなたに伝えるように強要しないでください。私自身、自分のしたことがわからないときがあります。


あなたが何か間違えをおかしたときは、それを認めてください。あなたに対しる良いイメージが育っていくし、私も過ちを認めることを学ぶことができます。


あなたがしないことを、やれと言わないでください。私はいつも、言われなくてもあなたがしたことから学ぶでしょう。あなたがしないでやれと言ったことは、絶対にやらないでしょう。


分かちあうこと・愛することを教えてください。もしあなたが愛も分かち合いも知らなかったら、私には何の意味もありません。


私が自分の問題について話すとき、「そんなくだらないことを聞く時間はない」「それはたいしたことじゃない」と言わないでください。私を理解しサポートしようとしてください。


私を愛してください。それを伝えてください。今さら口にするまでもないと思っているかもしれませんが、私はそれを聞くのが好きです。


【出典:あまびき―薬家連機関誌より】

正直に生きたい

昨日の静岡家族会、午後1時から始まり午後5時終了。
その後仲間と二人でお茶ミーティング3時間。
話題は本人の薬の話がメインで長丁場でしたが、不思議と疲労感は少ないです。


勿論、車で往復3時間かけて会場に行くのですから体力は消耗しますが、脳みそは常に皆さんの発言をキャッチして自分なりに発言もするので、グルグルと自分と皆さんの会話が文字になって頭の中に書き込まれます。
意外と知らなかったことや新たな発見もあり、脳みその筋トレと言いますか、毎回新鮮で楽しくもあり充実します。


参加したばかりの方にはなかなかご理解してもらえないでしょうが、安心できる仲間と月に1、2回顔を合わせ、お互いの生存確認も含めての家族会はホッとする大事な場所でもあります。


笑ったり
泣いたり
励ましたり
励まされたり
褒められたり!


これは同じ悩みを抱える家族同士の場でしか有りえないことです。


昨日は仲間の大先輩に褒められました。
何年も前に茨城ダルク施設長の岩井氏がお話されたことらしいです。


「家族が自宅で相談所と看板を掲げるくらいになって欲しい」と。


最近、我が家でも相談者の方を自宅にお呼びして何時間もゆっくりお話しする機会が増えました。
主人がいる時間なら一緒に話をさせてもらうこともあります。
顔なじみの方が本人の急な変化でいらっしゃることもあれば、初めて尋ねられて来られる方もいらっしゃいます。


正直、やりすぎかな?共依存強すぎかな?


そんな不安も少々ありましたが、昨日の大先輩の励ましの言葉で吹っ切れました。


私は自分の意思でやっていることは、自分が正直に思うことであり、正直に生きていく証でもあると思っています。


あらためて私はずっとずっと仲間に支えられながら、見守られながら、励まされながら生きてくることが出来たと実感しました。


ありがとうございます。

本日の家族会報告

本日の静岡家族会、無事終了です。


東部地区からビギナーさんも参加されました。


会場付近は一方通行も多数あり、私も車でナビ設定しても迷子になり周辺をグルグルしてしまいます。
ビギナーさんも静岡駅から徒歩だった為、迷子になりグルグルと。
説明不足でごめんなさい。


でも、参加した甲斐があったと思います。
ご自身の今の状況をお話され、他メンバーが真剣に聞いて助言や体験談を話しました。


まだ家族会二回目の参加なので緊張もされ、決心されての家族会参加だったと思いますが、他のメンバーも最初は泣いてばかりで言葉に詰まりました。


でも回数を重ねるごとに、気持ちも多少は軽くなり、考え方や行動が前向きになっていくと思いますので、是非継続して参加して欲しいです。


来月のやっかれんフォーラム、茨城ダルクフォーラム、茨城家族会フォーラム、栃木NAコンベンション。。。参加者募りました。


私は家族会終了後、お仲間とカフェでおしゃべりタイムです。
約3時間。。。あっという間で楽しいひと時でした。


ありがとう~