ダルクにつなげるということ

ダルクにつなげたい!


家族会や自助グループに参加している家族にとっては切実な願いです。


最初は家族の愛情や援助で治ると思っていた薬物依存症ですが、学ぶことによってどうやら違うな。。。と気がついていきます。


他の人の話を聞いて、
我が家はまだ大丈夫かな。。。
我が家はまだそんなにひどくない。。。
今は落ち着いているからこのまま元の状態に戻りそう。。。
仕事が出来ているから大丈夫そう。。。


等々心配ながらも生活していると、ある時期から問題が色々出てくることがあります。


やっぱりダメだったか・・・
大丈夫だと思っていたけど・・・
もう薬物は使わないと誓ってくれたのに・・・


そうだ、ダルクにつなげよう!


ダルクの必要性を視野に入れるまでの道のりは長い場合がありますね。


ではどうやって本人をダルクに繋げるか?


これが家族にとっては大変なことです。


私はついつい忘れて勘違いしてしまいますが、ダルクに入寮するのは私ではなくて、本人ですね。


本人がダルクに入寮する気持ちと必要性を感じなければ成立しません。


これが本当に難しいです。


きちんと自分が学ぶこと。
本人の気持ちと向き合うこと。


私もまだまだ学ぶことが多くて。。。

大麻検挙者数

静岡県内過去最高の大麻検挙人数 124人です!


と、今静岡県のテレビ局が特番でやっています。


先日も下田沖で覚せい剤の密輸があったのも全国ネットで報道されました。


家族会への相談も大麻が増えています。


一時の危険ドラッグが撲滅したので、大麻に移行している可能性が大きいです。


報道では毎日のように芸能人の薬物問題があがっていますが、一般人にも蔓延しています。


薬物問題で本人を抱えているご家族にとっては耳が痛いニュースです。


困っていても誰にも言えず、どこへ相談していいのかわからず何年も過ぎていきます。


たった一度の薬物使用で、その後使うこともなく過ごす人も多いと思いますが、初めての使用から何年も使い続けると、必ず生活に支障が出て、身体の異変も出てきます。


このようにブログに綴っていますが、いつの日か困っているご家族の目に留まればと思います。


私はコツコツ書き続けます。

今日のビリーブ三島家族会

本日夜6時から9時まで三島家族会でした。


今月も三島メンバーはフル参加です。
メンバー全員が参加してお顔を見れることが何よりも嬉しいですね。


今ちょっと大変な時期を迎えている方が二人いらっしゃいます。


お一人は、今現在息子さんが精神病院で治療の為入院中です。
今後回復施設へ繋げたいお母さんと、絶対行きたくない息子さん。
当然息子さんはダルクなんかに行かないぞーと言い続けています。
お母さんは入院前に息子さんの色々な姿を見てしまって、今回こそはダルクでしっかり治療してもらいたい!と願っています。


先日のやっかれんフォーラムで、あるご家族の体験談において何度も何度も説得したりダルクを出たり入ったり、病院の入退院も繰り返した話を伝えました。


我が家もそうでしたが、親が願うような理想の入寮方法なんてありません。


しかし、ここは正念場です!
何でも自分が出来ることは実行することが大切です。
そして入院中の今こそがチャンスです!


病院の担当者に今後の希望を積極的に伝えましょう。
ダルクの担当者の方と施設長に会って、じっくり相談しましょう。


親が自分ひとりで悩んで抱え込まないで、積極的に誰かに相談することが良い結果に繋がります。


遠慮しないで私たち家族会の仲間を利用して頼って下さい。


ずっとずっと寄り添っていきますから。

明日はビリーブ三島家族会です

私は先日のやっかれんフォーラムの興奮からまだ冷めやらずです。
やっかれんとして一番盛り上がったフォーラムだったと思います。


さて、明日はビリーブ三島家族会です。


お一人は、明日息子さんの裁判をひかえています。
きっと今頃は心が落ち着かず、家の中でもため息をいっぱいついているのでしょうか?


でも、お母さんが裁かれることではありません。
今夜はしっかり寝て、明日を静かにむかえて下さいね。


もう一人のお母さん。
先月から今月にかけて息子さんの行動に振り回されて憔悴されていました。
先週の静岡家族会でお会いした際に、ぐっと痩せられて。。。
とても不安で、とても辛い時期だと思います。


明日は時間がありますので、胸の内を仲間に話して下さいね。


これから先色々なことがあると思いますが、私たち仲間を信じて下さい。


まだ家族会に繋がらないご家族の皆さん、明日は勇気を出して三島家族会にお越しください。

やっかれん総会、フォーラム

本日、川崎総合自治会館で行われました。


ビリーブ家族会から4名の参加です。


フォーラムの基調講演は国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 薬物依存研究ブ 部長 松本俊彦先生です。
治療の大切さ、タイミング等も勉強になります。
スライドを使って、松本先生らしくワールド全開でした!


パネルディスカッションもあり、それぞれの立場からの発言に聞き入りました。


当事者の体験談は川崎ダルク施設長のお話で、初めて聞かせて頂いたので新鮮でした。


そして家族が何よりも楽しみであり、真剣に聞くのは、家族の体験談ではないでしょうか。


あるお父さんが息子さんの話をされました。
家族会に繋がっている仲間ならば誰でもが「うん、うん、そうだよね、それもあるよね」
みたいな感じですが、回復施設や病院に繋がるまでの辛くて長い闘いや、辛抱、悲しみがまるで見ていたかのように聞こえてきました。


やっとつながっても、また戻ってくる。
戻ってきても居場所がないから、またどこかへ行ってしまう


この繰り返しが家族にとっては天国から地獄へと落されるが如くに苦しめられます。
それでも家族は本人の回復を祈り、ぐっと我慢を重ねて耐えます。


そしていつの日か。。。回復が少しずつ始まります。


誰でもが通る道ですが、それぞれに状況も違うので新たなドラマと感動があります。


今回ビリーブから参加されたご夫婦も、なかなか回復施設や病院に繋がっても入退院を繰り返し、また自宅に戻ってくるというサイクルから抜け出せない息子さんに頭を抱えていらっしゃいます。
きっと今日の家族の体験談はとても参考になり、自分たちにも本人にも未来があることを感じられたと思います。


いつも消極的なお母さんが積極的に松本先生とお話をされていた姿を見て、「あ!この家族きっと変わって行く!」と私は感じました。


勿論、一喜一憂ではありますが、親が変わる瞬間みたいなものを感じました。


お昼は見知らぬ同士4人でランチを食べ、勿論おしゃべりのオカズは薬談話です。


フォーラムも盛況に終わり、帰りは今日初めてお会いした仲間と一緒に帰りました。


不思議ですね、初対面でもずっと知り合いだったかのように会話が弾みます。


皆様、お疲れ様でした。


今年参加出来なかった方は、是非来年はご参加くださいね。


必ず心の手土産を頂くことが出来ます。