無題
最初に家族会に繋がった頃は、なんとか薬物依存症の本人を
治したい
薬物をやめさせたい
逮捕されないようにしたい
改心させたい
反省させたい
入院させたい
本人の問題を家族が何かしらの力を発揮して頑張るぞ!みたいな意気込みだけが先行して、がむしゃらに無駄な行動をしてしまいます。
家族が仕事をしながら本人の問題に紛争?全精力を注ぐ?必死に守り抜こうとする?
お話を聞いていて大変そうだな~と思いますが、私を含めて皆さんやってこられたことです。
ですから一言で「無駄ですよ」「関わらない方がいいですよ」と言い切れませんが、何年か経ち振り返ってみると本人の回復には親の無力な行動や時間だったように思います。
勿論、その時点で気が付くのは難しいですね。
でも、きっと間違ってはいないと思いますし、必要な時間でもあります。
そして家族の通る道です。
家族が見て見ぬふりしてきたり、薬物問題が発生する以前から親子の関係が崩壊するまで行かなくても、騙しだましの関係だったり・・・
他の兄弟となんとなく違うことを察していても向き合ってこなかったり・・・
もしくは、本人が生まれた時から育て方がわからなかったり、愛情のかけ方がわからなかったり・・・
そもそも、家族自身の生い立ちや育ち方 親との関りに疑問を抱きながら育って家庭を持ったり・・・
自分の両親の力関係の違いの問題・・・
自分の夫(妻)との力関係の問題・・・
こんな事に少しずつ気がついたり自分の子どもの頃からを振り返ってみることが出来ます。
家族会に繋がり薬物自体の学びも大切ですが、それ以外の問題もあることに徐々に気が付いてきます。
そのことが即役に立つかというと何とも言えませが永遠に時間がかかる問題だと思います。
しかし、そのことに気が付いて今後生きていくか 気が付かないまま生きていくかでは本人との関係性も少し変わっていくような気がします。
私自身にとっても永遠の問題ですが、自分の回復の為にも家族会で仲間と共有できる人間でありたいと思います。
すいません・・・うまく伝わったでしょうか?